見た目の自信は心の自信~レーザーでのシミ除去体験で思うこと~


「それ、とった方がいいよ」と言われ、当時38歳だった私は、迷いました。特に10代の頃、真夏の直射日光にさらされる時間が多く、その影響から右頬に直系一センチほどの、くっきりしたシミがあったのです。シミ自体は実は20代で現れ始めていました。が、適切なケアを特別にはしなかったため、30代半ばになったころにはメイクでは隠しようがないほどに。結婚したのは割と遅めの37歳でしたが、その時の夫(現在は離婚しています)が最初に私に勧めたのが、頬シミのレーザー除去でした。レーザー…。その時の私の中にあったのは、痛そう、傷跡などトラブルの心配は?など、リスクに対する不安でした。ですが、せっかく環境も変わり、住む場所も全く知らない土地になり、第二の人生を生きようと考えていたので、ついに思い切って決断。夫が勧める、三鷹市にある皮膚クリニックへ行きました。「この大きさ(シミの範囲)だと…四万円ほどですね」…え、イメージよりリーズナブル…保険外でそれくらいなのか…。きょとんとする私に、付き添っていた夫は、ついでに両耳ピアスも勧めてくれました。さて、実際に除去してみると、照射時に多少、ちくっと熱い痛みを感じました。が、拍子抜けするほど短時間で終了、あとは保護シートを10日後に剥がせば、シミの色素も同時に剥がれ落ちるとのこと。そして処置が終わり10日が過ぎて、保護シートを剥がしてみると。数日間は赤い跡が残りますが、以降はほとんど綺麗にとれていました。正直、シミのない自分の顔を見るのは何年振りか分からないくらいだったので、驚きました。あるのとないのとでは、同じ顔でも印象が別人のようです。何よりその後、自分の表情や振る舞いに明らかな変化が見えたことに、自分でも気づきました。美容、見た目の変化、心の変化、行動の変化。それらはすべて連動したもので、特に女性にとってはその人のありよう、「生き方」をも左右するかもしれない、重要なことだとその時私は実感したのでした。美容クリニックには、保険がきかない処置や施術が多いもの。そこに不安やためらいをおぼえる人が多いのも事実かと思います。シミ一つでも、除去するしないは個人の自由ですが、一歩勇気を出して扉を叩いてみると、もしかしたら自分の知らない気付かなかった「隠れた本来の自分」を知ることができるかもしれない、そんな風にも思います。