子供の前歯(永久歯)破折の治療体験


先日、息子の通う小学校から緊急連絡が入り、息子(9歳)が廊下で転んでしまい前歯が半分欠けてしまったとの事でした。前歯が欠けるという事は余程の衝撃だったのだろうと思い、私自身も息子の様子が気になり、気が動転してしまいました。それに、息子の歯は永久歯に生え変わって2年程しか経っていないので残念でなりませんでした。ひとまず、前歯の治療が優先と促され、小学校の先生が息子と一緒にすぐに歯科医院へ向かってくださいました。私も歯科医院で落ち合う事に。歯科医院で息子に会うと、しょんぼりしていましたが痛がってはいませんでした。息子と私は処置室に案内され、息子は治療を受ける事になりました。私は息子の側で治療の付き添いをさせて頂きました。先生は「神経の一部がほんの少し見えている」とおっしゃっていて、麻酔をした後、神経の一部を除去する断髄という処置を行う事になりました。神経が雑菌に触れてしまうと歯の内部で感染が起こってしまうらしいです。又、まだ息子の歯が永久歯に生え変わったばかりで根元の神経もしっかり育ってない可能性もあるので、神経部分にカルシウムを入れて頂きました。カルシウムを入れる事によって神経が育成しやすくなるとの事です。欠けてしまった方の歯は殆ど残っていませんでしたので、人工で欠けた部分を補足する前歯を作って頂きました。人工の歯はやや黄みがかっていて、隣の歯との差が分かりやすく感じました。ここまで処置時間は40分程でした。息子は緊張気味でしたが、あまり痛がった様子も無く、すんなり処置を終える事ができました。できる限り、神経を残して頂けて良かったですし、息子もあまり痛がらない治療でほっとしました。まだ様子見をしている所ですが、元の通りに近い形状、色に戻ってくれたらなと願うばかりです。