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子供のベロに黒い点、親としてどうすべきか
お子さんの舌に黒い点を見つけると、親としては自分のこと以上に心配になるものです。しかし、子供の舌に黒い点ができる原因も、基本的には大人と同じであり、その多くは心配のいらないケースがほとんどです。子供は、食事の際に食べ物を口に詰め込んだり、遊びながら食べたりすることで、大人よりも舌を噛みやすく、そのため「血豆」ができる機会は少なくありません。また、チョコレートやぶどうジュース、色のついた飴など、色素の濃いお菓子や飲み物が大好きなので、「色素沈着」も非常に起こりやすいと言えます。まずは慌てずに、お子さんの様子をよく観察してあげましょう。いつから黒い点があるのか、何か痛がっている様子はないか、数日前に舌を噛んだと言っていなかったか、最近食べたものなどを思い出してみてください。多くの場合、これらの血豆や色素沈着は、数日から一週間程度で自然に消えていきます。親としてできることは、まずは口腔内を清潔に保ってあげることです。食後の歯磨きやうがいを徹底し、舌の表面に汚れが溜まらないようにしてあげましょう。ただし、無理に舌をゴシゴシこするのは粘膜を傷つけるので避けてください。そして、数日間は経過を注意深く観察します。もし、黒い点がだんだん薄くなっていくようであれば、そのまま様子を見て問題ないでしょう。しかし、次のような場合には、小児科か、子供の診療に慣れた歯科、耳鼻咽喉科への受診を検討してください。一つは、黒い点が2週間以上経っても全く消えない場合。二つ目は、点が徐々に大きくなったり、数が増えたりする場合。三つ目は、お子さんが痛みを訴えたり、食事を嫌がったりする場合。そして四つ目は、黒い点が単なるシミではなく、明らかに盛り上がったしこりである場合です。子供は自分の症状をうまく説明できないこともあります。親が冷静に観察し、不安な点があれば専門家に相談するという姿勢が、子供の健康を守る上で最も大切です。