私は元々疲れが溜まるとすぐに口内炎ができる体質で、これまでに何度も市販の治療薬に助けられてきましたが、先月経験した出来事はまさに口内炎パッチによる悪化の典型例であり、今でもその時の痛みを思い出すと顔をしかめてしまいます。その日は仕事の締め切りが重なり、徹夜明けで非常に体力が落ちている状態でしたが、舌の縁に大きな口内炎ができてしまい、話すのも食事をするのも苦痛だったため、ドラッグストアで購入した強力な密着力を謳うパッチを使用することにしました。早く治したい一心で、私は患部を十分に洗浄することなく、また唾液も適当に拭っただけでパッチを貼り、そのまま数時間の仮眠をとってしまったのです。目が覚めたとき、口の中に今までに感じたことのないような熱感と、脈打つような激しい痛みを感じました。鏡を見ると、パッチを貼った周辺の粘膜が異常に赤く腫れ上がり、パッチ自体も唾液を吸って不気味に膨張していました。慌ててパッチを剥がそうとしましたが、強力な粘着剤が患部に固着しており、剥がすたびに鋭い痛みが走り、最終的には出血まで伴ってしまいました。パッチを剥がした後の患部は、当初の2倍近い大きさにまで潰瘍が広がっており、周囲の組織も二次感染を起こしたのか膿のようなものが見えるほど悪化していました。結局、その後の1週間はまともに食事を摂ることもできず、ゼリー飲料だけで過ごす羽目になり、歯科医院では「不衛生な状態で密閉したことが原因で細菌感染が深刻化した」との診断を受けました。医師からは、パッチはあくまで保護が目的であり、特に免疫力が低下している時は細菌が繁殖しやすいため、より慎重に扱わなければならないと厳しく指導されました。この苦い経験から学んだのは、どれほど効果が高いと言われる薬であっても、使い方がずさんであれば毒にもなり得るということです。今では、パッチを使用する際は必ず薬用のうがい液で口内を殺菌し、鏡をしっかりと見て、患部の中心に正確に貼るように細心の注意を払っています。少しでも違和感があればすぐに剥がす勇気を持つことも、悪化させないための大切な教訓となりました。